荷造り時の現実逃避にPCに向かってみました。懐かしい写真を見つけたので本日は 我が旅友ベストテンに上位ランキングのEvaちゃんとダラダラすごしたサンタフェでの日々を。 '96年の秋、一緒にメキシコ縦断した際、私は当時のB.FがL.Aに研修に行っていたので Evaちゃんよりも一足先にメヒコを離れL.Aへ。その後1ヶ月弱メヒコ遺跡巡りをしたEvaさんは 陸路でエルパソから合衆国へ入国。アメリカに突入してから彼女が目指したのがサンタフェで その物価の高さゆえに長居できなかったけど、在住のじいさんと知り合ったから春に再訪したい との強い要望で約半年後'97の4月~5月、ネイティブアメリカンのお祭りがある時期を狙って 一路 アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタフェまでGo! 金はないが暇はある2人。もちろんサンタフェに行き着くまでには各所でEva伝説炸裂 珍道中という以外どう呼べばいいの!?といった具合の"日々笑い死に"な旅に・・・。 そして爆笑の日々の果てに到着したサンタフェは超きゃわゆい街でありましたの。 メヒコが大好きなviajeraさんがアメリカとはいえこの町を気に入らないわけがない! 居候先は、Evaちゃんが知り合ったじーさんの家。ただし、ホームスティというより じいさんはそこから徒歩5分ほどの仕事場(アトリエ)の方に寝泊りしていたので うちらーが「追い出した」という雰囲気。(←何様?)にもかかわらず じーさんちの冷蔵庫の中の大量の高級ジュースを飲み干したEvaちゃん。アンタ、すごいよ。 早起きして、散歩してサンタフェの街並みやうっとりカフェを楽しんだり 人んちのホームパーティーに参加したり、知り合った人達と名所に出かけたり・・・。 じーさん(親日家)の友達で、当時在住だった日本人の若者んちに入り浸ってたり(爆) しかもその若者宅に、日本人の居候くん(旅人。呼び名は『にーやん』)が滞在中だったから にーやんの車で郊外のお祭りに連れて行ってもらったりカジノに行ったりetc etc.... ←ちなみにこれが日本人若者宅に 遊びに行くEvaちゃんの図。おうち、きゃわゆい♪ そして、下の写真の陽気な親父は 200ドルで買ったこの車でネイティブアメリカンの 人達の聖地である山や、自然の温泉に 連れてってくれたりしました。このおっさん、 バツイチですが、実の娘より若い恋人(19歳) を持つ・・という豪快さんでおもしろかった~ 普段の日はたまーに女2人でウットリホテルに出かけたりお茶や夕食を楽しんだり。 見事に写真がないのでまたまた各サイトからDLしてきましたがこんな感じでした~ そして、じいさんのアトリエでお友達の画家さん(めっちゃおもしろくて、普段は ゲイの集まるイタリアンレストランのシェフ)に肖像画を書いてもらったり・・・。 この画家さんは思い返してみると今までで旅先で出会った人の中でも超魅力的な人物でした。 朝ね、画家さんとアトリエ前で煙草タイムしてると目の前をお洒落マダムとかが「おはよ」とか 軽く挨拶しながら通り過ぎるんだけど、いつも「○○(名前)、今日のドレス素敵だね♪」とか 必ずいちいち褒めるの。でもそれが全くナンパ風のノリじゃなくて、言われた方も 「ありがとう。アナタも今日のおヒゲは決まってるわよ」なんていい気分で挨拶しあってて 朝からみんながハッピーな気分になれる・・そんな感じの褒め方&挨拶なんです。 交友関係も、普通の人からお洒落ピープルから芸術家まで様々でおもしろいし。 会話がノってくると私では聞き取れない英語になるので、「へ?」って顔をしていたら その後の会話はぜーんぶ「顔芸」で表現してくれたり、とにかく超楽しくて気がきいて レディーファーストができて優しいのね。会話の切り返し1つでも頭がいいし。 もちろん、私達が接した範囲だけなので本当の性格とかはどうなのかわかんないし 仕事場(レストラン)以外では絵を書いているので見た目は作業員みたいなんだけどさ(笑) 自分の飼い犬(メス)に命を救われたことがあるらしく、恋人はワンコなんだって。 犬ちゃまの方も、女の子と一緒に居るとすごく嫉妬する。私の場合はイヌにまで「おっさん」と みなされたようで、ワンコも含めて楽しい友情を育んだのであります。 ↓これはEvaちゃんモデルになるの図 この物価のバカ高いSanta Feで、行き当たりばったりのくせに何不自由なく エンジョイし続け、全くもって他力本願な日々をすごした、当時嫁入り前の乙女2名。 実はこの乙女達、白馬に乗った王子様(あるいはアラブの石油王かマフィアのドン)の突然の 出現を夢見るあまり、どんな時でももちろん旅先でもロマンスとは無縁すぎる女子失格ぶり。 後日Evaちゃんと話していて「そういやぁ いい男いたよね。なんで気付かなかったんだろ?」 なんて大笑い。ちなみに私達の好みのタイプは世間的に「いい男」とはかけ離れてて 当時ジェントルでお金持ちそうな紳士や、男前のアメリカ人にもたくさん会ってるにも関わらず 討論会の結果Evaちゃんのイチオシは200ドルの激安リンカーンに乗った豪快なおっちゃん。 私のイチオシは上記の絵描きさん。ただ、不思議な事に滞在時は全く眼中になくて 後で「キーッ!もっとお近づきになっておけばよかった(爆)」と悔やむ始末。そんなわけで 後にも先にも、人生の数ある旅の記憶の中で、唯一人「気になるあいつ」として君臨中。 しかも当時在住だった日本人の若者からの情報に寄ると、じーさんと画家さんは その数ヵ月後に喧嘩して絶交してるらしいので今となっては連絡先もわからず! うーんそんな貴重なキャラだったのに、なぜ当時ドキドキワクワク恋しなかったんだろう?? ・・・・・・その答えはとっても単純。 だって、この時の私達、『サンタフェの街』に恋してたんだもーん。 恋する乙女達には、当然ほかの男なんて目に入らないわけですな。ぶはは。 そして、私達は旅先で『その街に恋すること』が大好きなのですもん。 そりゃぁロマンスの神様も降りてこないはずだ。まぁ、降りてこられてもEvaちゃんも私も 現在はヒトヅマになってますから、面倒くさいのでやっぱり降りてこなくて上等!ですけどね。 Top▲ |
by la_viajera
| 2007-03-18 02:55
| 過去の道楽(たび)
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Comments(10)
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sala
at 2007-03-18 12:02
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salaです。こんにちは。今までコッソリ見てましたが今日はsalaも恋してるサンタフェの話題なので書き込まずにはいられませんっ!本当に街全体がlovelyですよね。そして在住のいろんな人とお友達になれちゃうお二人が羨ましいです。
ロマンスがあるから輝いて見える風景もあれば、魅力的な風景や日々に満足することでロマンス不要な場所ってありますよね。salaもこの街に恋してるからよぉーくわかります。一人旅の場合は、素敵な街だからこそダーリンと一緒に居られたらいいななんて思うんでしょうが気心知れた愉快なお友達と一緒のこんな盛りだくさんの日々ならおセンチになってる場合じゃないですもんね。旅好きの一人として、とても共感してます。
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at 2007-03-18 15:39
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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bunga5 at 2007-03-18 17:28
サンタフェ私も大好きです。確か93年と95年に行きました。
当時宮沢りえさんの写真集で話題になりましたね。 アドービの建築物、やたら青い空が印象的な街。ギャラリー巡りやカフェでぼーっとまったり過ごしました。 viajeraさんみたいに現地の知り合いがいれば、車で郊外も色々廻れたのになぁ〜なんて思います。私は一日ツアーでタオスに行きましたがここも素敵な街でした。
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la_viajera at 2007-03-18 23:41
>salaさま!
i bienvenida !はじめまして、コメントありがとうございます。 あわよくば、魅力的な日々にロマンスの要素が介入することでもっと 輝いて見える・・ってのが理想ですな(爆)ぶはは。 でもそういう性分じゃないみたいですわー。っていうか旅先では見るもの 全てが新鮮で楽しくてそれにいちいち没頭してたら恋してる余裕がないというのが 真相です:笑:。それにしてもサンタフェって素敵な街ですよね。 今行ったらもっと落ち着いた大人な楽しみができるんだろうなぁ~ ・・・これからもコッソリとはいわずどんどん書き込んでやって下さいね!よろしくです
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la_viajera at 2007-03-18 23:47
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la_viajera at 2007-03-18 23:57
>bungaさま!
こんばんわー。そうそう宮沢りえの写真集でブームになったなった!(懐) 私もタオス行きましたよ~。Evaちゃんはお祭りの日にもにいやんの車で 再訪してました。ほかにも色んなプエブロ巡りしました! 「知り合い」っていうか、到着した時点では同行者が半年前に知り合った 画廊のじいさん(もちろん私は初対面)だけだったんですが、当時 この画廊に集まる愉快な仲間たち&じいさんの交友関係のおかげで すぐに知り合いが増えた・・っていうものすごーい展開なのです 今思うと無謀ですよね。しかも遠慮知らずというか・・・。若気の至り? いやいや10年前は既に若くはなかったぞ(笑) とにかく、彼らに会わなければここまで楽しめなかっただろうなって そういう旅の醍醐味を今でも噛み締めてます。
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balibalichan at 2007-03-19 00:33
隊長、こんばんわー!
サンタフェかあ。いいね♪街自体とってもステキそうだわ。 その画家さんも面白そう! 隊長の昔のたび、すごく濃そうで楽しそう♪やっぱ現地の人と知り合いになれると滞在も何倍も楽しい物になるわよね♪
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bunga5 at 2007-03-19 00:43
連コメすいません!若気の至りありますよね〜。
私も初めてSJDに行った時に知り合った同じ宿に滞在していたSFから来ていたおっさんに色々世話になって、、2年後くらいにSJD再訪時SF-SJDのエアーがなかなか取れず、このおっさんに連絡して釣り客専門?のチャーター便に席確保してもらいました。今思うと、ほんの数日かかわっただけの人になんて厚かましいと・・。 おっさんは日本フリークだったので、、座頭市のビデオとか送ってあげたら凄く喜んでた記憶が・・(爆) 旅ってこんな出会いがあるのも楽しみですね。最近は思考が保守的になっているのか?防衛本能が働くのか?旅先では引き蘢りがちです・・。
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la_viajera at 2007-03-20 00:06
>ばりばりちゃーん!
その画家さんは正面から見るとファンファン大差@岡田真澄に似てるので 多分ええスーツとか着たらピシッときまりそうなはずなのに、Tシャツ表裏とか 間違えて着てはるお茶目さよ。(あ、そういうとこセニョとそっくりかも?) 旅行者同士助け合ったり地元の人と仲良くなったり、ほんとに何倍も 楽しませてもらったわ~。今?めっちゃ保守的。警戒心満載(爆) だってちょっと気を抜いたら日本のチョコレート盗み食いされるんやもん~ は!サンタフェのじいさんに代わって10年前の高級ジュースの仕返しか!?
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la_viajera at 2007-03-20 00:13
>bungaさま!(連コメ上等!)
わー。私もそこのじいさんが親日家だったから助かった~!って感じです。 今思うとあちこちでずうずうしいことばっかりやってましたけど、そんな私を 暖かーく受け入れて下さったいろんな人々に感謝感謝です。 本当にご縁って不思議ですよね。だから旅はやめられないんですよね~ 私も最近は警戒心と猜疑心のかたまりでなかなか若い頃のようには 無謀なことはできませんが、代わりに敷居の高いところでもズンズン 入っていける術は身につけてしまいました(爆) 結局今でもずうずうしいことには変わりないわけですね。あはは。
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